2010年2月14日

旅行: 香港・マカオ

2/11 から 2/14 にかけて三泊四日で香港とマカオへ行きました。香港は四年前、二年前に続き三度目、マカオは初めてです。二月の香港は東京の四月くらいの陽気のはずですから天気によっては暖かかったり寒かったり、加減が難しいところです。

と思って香港国際空港に到着してみると、外気がモワーっとします。20℃くらいだと思っていたら、なんと30℃に達したとのこと!? 一気に真夏日です。空港の中は適温に調整されているからよいとしても、旅行期間の三日間ともそんな気温では着るものがありません。事前の予報では天気は良くなく気温もそこまでは上がらないとのことでしたので、初日から不安なスタートです。フェリーでマカオに渡って夕食やらホテルめぐりでブラブラしても空気の暖かさは変わりません。まぁ翌日のことは翌日考えよう、という楽天的な考えで初日は終了です。ちなみに HIS ツアー (Chao) 恒例の現地スタッフは、リーさんという名前のおじさんでした。毎度のことながら話すスピードに驚かされます。

二日目は順当に現地のお店で牛の出汁でとったマカロニスープの朝食です。セットメニューで最高額の内容がサンドウィッチなのは異国っぽい雰囲気でした。漢字からはうまく読み取ることが出来ず、予期せず注文した友達もいました (笑)。中国はお粥が一番安い、というのが自分の中でのセオリーです。安かろう悪かろうの発想は旅行では禁物かと。

タクシーでマカオタワーに移動し、ガイドブックに掲載されているモデルコースのウォーキングをスタートしました。マカオには世界遺産に登録されている教会がいくつかあり、いずれも歩いて移動できる距離にありますので、気軽に異国情緒を堪能できます。しかも旧暦では 2/14 が新年のため、年末年始のイベントにめぐり合えるかもしれません。楽しみです。そう思ったそばから銃撃戦のような爆発音が響きます。なんだなんだと思って寄って行くと爆竹の連弾です。確かに露店では赤い包みの爆竹がたくさん並んでいますが、お寺 (?) のものは一味違います。恐らく大晦日にはそこここで爆竹だらけなんでしょう、と勝手に想像しておきます。それにしても、けたたましい音が鳴り響く場所から少し歩くだけで教会にたどり着くとは、うまいこと宗教が共存しているようです。まぁ、日本人がそんな感想を抱くのもアレですが。そうこう考えているうちにフランシスコ・ザビエルの霊廟に到着しました。ガイドブックでは定番のファサードです。呑気にジェラードを食べながら歩いていたら立ち入りを拒否されてしまいましたが、どこを見ても人・人・人、世界中からの観光客で、さすがは世界遺産です。近くの高台には昔の砲台が残っており、ホテルが立ち並ぶエリアも正面に眺められます。中でもグランド・リスボアの意匠は圧巻としか言い様がありません。カジノとはここまでやるものなのか、と感嘆というか呆れるというか、不思議な感想を抱きました。一緒に旅行した友達の中では、某テレビゲームに登場した巨大ビルのモチーフだ、という意見で一致しました。そこからは通称、神羅タワー、ということになりました。じゃぁせっかくなので、という流れでそのホテルに行ったことは言うまでもありません。

夜になるとホテルのネオンが一際目立ちます。高さ 338 メートルのマカオタワーから眺める夜景は格別です。しかも、このマカオタワーのエンターテイメント性は半端ではありません。ギネス記録にも掲載されたバンジージャンプ、61 階のキャットウォークだけでなく、58 階のガラスの床から見下ろす地面には驚きました。展望台の床の一部が透明になっていると、さすがに恐怖を感じます。ちょっと前後しますが、そのマカオタワーに入場する前に、いきなり Hi! と言って肩を叩かれました。ん?と思ってマジマジと顔を見ると、なんと現地ガイドのリーさんです。全然違う団体のオプショナルツアーを先導しているようです。自分たちのツアーは完全なる自由行動なので、ものすごい偶然です。というか、リーさんが顔を覚えていたことの方が衝撃的でした。そんなこんなで夜は更けても青空の天井を持つマカオのホテルの夜は続きます...(略)

三日目は香港へ、とはいえ霧雨がちな天気ではビクトリア・ピークからの夜景は期待できそうにありません。旅行初日に 30℃ もあったことはウソのようで、ちょっと着込まないとフェリーに乗るのは億劫です。個人的には有名所は行ったことがありますので、今回は趣向を変えて香港科学技術館に行きました。途中で香港工科大学の建物を目にすると、思わず親近感を抱いてしまいました。工業系の大学は一風変わった建物を建てたがるものなのかもしれません。一緒に行った大学の友達も一緒に失笑です。残念ながら建築系の友達はおりませんので詳細は分かりませんが、モニュメントやらトレードマークやらの設計は難しそうです。脱線しましたが、科学技術館では純粋な物理現象の説明から工場現場での危険予知クイズ、エンジンや発電所のあれこれなど、科学技術的な好奇心を刺激してくれます。と同時に、中国事情を知ることもできて有意義でした。キーボードのキートップにはアルファベット以外に三つの漢字が刻印されていますが、中国の常用漢字に相当するものは数千個は存在するはずですし、漢字の一覧を作成すれば数万個から数十万個にはなるはずですので、キー入力も大変そうです。

フェリーでマカオに戻るとすっかり夜ですが、マカオの夜は長いので、ある意味ではここからが本番です。MGM グランドという外装も内装もキラキラのホテルに遊びに行きました。滞在先のタイパ島とマカオ半島をつなぐ橋からライトアップされたこのホテルを見ると、上層階から金・銀・銅になっています。特別高い建物というわけではありませんが、目を引く建物であることは間違いありません。旧暦で新年を迎えることもあり、そこかしこに虎が飾られています。虎と言ってもぬいぐるみ風のかわいらしいヤツですが、干支が同じだと分かりやすく感じます。自分の干支は猪ですが、中国では猪は豚を意味しますから。はてさて、そんな干支が変わって爆竹が鳴り響くようなカウントダウンイベントがあったかどうかは定かではありませんが、気付くと日付は変わっていました。何事も押すタイミングと引くタイミングが大切である、と再認識しつつ...(略)

ともあれ、いろいろ気になる JAL の B747 で無事に往復できることも実証され、成田空港からのリムジンバスの中で思うことは、東京の首都高から見る街並みの凝縮っぷりに勝る人工物はそんなにないんじゃないかなぁ、ということなのでした。



2010年2月15日:写真を追加
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